Categoryバッグ・鞄

画像拝見いたしました。
バッグは、タンニン革を使用されている様です。
お茶のシミと思われる所は、茶の色が濃くシミのキワが最も濃くなっている様です。
これは、お茶で革が濡れた際、革に含まれる色が動いている時に生じる症状かもしれません。
お茶自体はポリフェノールが含まれており、ポリフェノール＝タンニンであります為、革にとっては良い成分です。
問題はシミと思いますが、タンニン革自体経年使用により革の変化を楽しんでいただく革でもあります為、今回の様に色変化しやすく私どもの水洗いでも多少なりとも色変化を生じる事がございます。
水洗いにてシミをなじませていきます為、元の色には難しく、色は濃くなる事もございます。
シミが今の状態で酸化している場合は、水洗いしましても改善しない事もございます。
その場合は、シミを目立たなくする為に色補正をご提案する事もございますが
タンニンの色合い・風合いに変化を生じると思います。
お財布は、革にマット感があります為、こちらも染料にて色付けされた革かも
しれません。
革の表面に化粧水がのっているだけですと水洗いでは対応できると思い
ますが、高橋様が申しておられる様に白く変色している場合、革の表面に
とどまらず浸透していると思われます。
その場合、バッグ同様、水洗い後に色補正までが必要になるかもしれません。